毎年、桜が満開になるこの季節にカウラ市は桜まつりを開催し、同時に戦没者慰霊祭を催しています。シドニー日本クラブでは毎年、桜まつりへの参加や慰霊祭への参列、捕虜収容所跡地を見学するバスツアー(主催:シドニー日本人会)に参加しています。今年はカウラ事件から75周年になりますが、例年同様、9月28日(土)・29日(日)に催行されたツアーにはコステロ会長と水越副会長が参加し、29日の慰霊祭ではコステロ会長が献花を行いました。

ツアー参加者は28日午後1時過ぎにカウラに到着し、日本庭園で催された桜祭りに参加し、庭園内を散策したり、ステージパフォーマンスを楽しみました。翌29日は捕虜収容所跡地を見学した後、墓地に向かい、午前10時からのオーストラリア人墓地、日本人墓地での慰霊式典に参加して献花を行いました。式典では、浄土真宗本願寺派オーストラリア開教事務所長でもある渡部理事の読経により、バスツアー参加者をはじめ、参列者によるご焼香が行われました。また、さくら合唱団の皆さんが日豪両国歌の合唱や、日本の歌を披露してくれました